
茨城県プロゴルフ会が長年に渡り開催している「PGA 茨城県オープンゴルフ選手権」は、今年で第26回目を迎えましたが、悪天候に見舞われながらも無事完了に至りましたこと、大会主催者として安堵の念に堪えません。
先ずは、本大会にご協賛賜りましたスポンサー企業様、サポーターズクラブメンバーの皆様、素晴らしい試合会場をご提供いただきました各ゴルフコースの皆様に、心より御礼申し上げます。また、円滑な運営にご尽力いただいた大会ボランティアの皆様、熱い声援を賜りましたギャラリーの皆様、本当にありがとうございました。
2025年3月14日を皮切りに4月6日に至るまで、県内6コース(大利根CC、筑波CC、サミットGC、美浦GC、大洗GC、ロックヒルGC)にて開催いたしましたアマチュア・ジュニア予選会には、計120名の選手にご参加いただきました。筑波CCでの予選会は、想定外の降雪により残念ながら開催中止となりましたが、県内屈指のトーナメントコースで開催する予選会をアマチュアの皆様にご提供できたのも、各コースの皆様のご協力によるものであり、改めて御礼申し上げます。
本大会はアマチュア選手やジュニア選手にも積極的に参戦いただけるオープン競技として開催しております。今回、残念ながら予選通過とならなかった選手の皆様には、来年度も是非チャレンジいただきたく存じます。
第10回大会より継続して決戦の場をご提供いただいている静ヒルズCCにて、本戦前日に行われましたマンデートーナメントにエントリーした61名、うち27名が本戦に駒を進め、全160名(アマチュア50名、ジュニア10名、プロ100名)の選手達による、4月15日・16日の二日間に及ぶ熱戦が繰り広げられました。
本大会初日の予選ラウンドは、危惧していた天気予報が的中し、雷雨の影響により二度の中断を余儀なくされ、誠に残念ながら初日サスペンデッドの決断を迫られました。ホールアウトに至らなかった多数の選手には、翌日の決勝ラウンド前に残りホールをラウンドしていただきました。決勝ラウンド全体のスタート時間についても変更を余儀なくされ、またハーフターン時に長時間のインターバルを設けざるを得ない状況となったこと、天候が要因とはいえ、選手の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。このような不測の事態にも関わらず、静ヒルズCCのコース管理及びスタッフの皆様には、日の出前からご準備いただき、深く感謝申し上げます。当初予定時間からは大幅に遅延しましたが、日没時間を少し過ぎた18時30分に全選手がホールアウトすることができましたのは、関係する全ての方々のご協力の賜物であり、この場を借りて心より御礼申し上げます。
この様な過酷な予選ラウンドで2アンダーでホールアウトした亥飼陽選手(日本体育大学)が、プロと肩を並べる最終組で決勝ラウンドに進み、そのままスコアを崩すことなく見事ベストアマチュアを獲得すると共に、プロを含めた総合成績でも10位タイの好成績を収めました。亥飼選手をはじめとする大学生のみならず、高校生や中学生が今大会で活躍してくれたこと、大会主催者として何よりの喜びです。
日没時間が刻々と迫る中、1打差の争いを制し関将太プロ(LifeDesign株式会社)が、トータル5アンダーで見事に総合優勝を勝ち取りました。表彰式でのスピーチ「何度も心が折れそうになったが、絶対に優勝してやる」という彼の言葉が、今回の優勝を手繰り寄せた最大の要因かと思います。関プロには、特別賞として本年6月に宍戸ヒルズCCにて開催される「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の出場権が与えられます。この様なビッグチャンスをご提供いただいた森ビルゴルフリゾート株式会社様には、主催者として厚く御礼申し上げます。そして出場権を獲得した関プロには、本大会で共に戦った280名の選手達の代表として、夢の大舞台での飛躍を期待しております。
また、16日にワンデーで開催したシニアの部では、中村英明選手(浜野GC)がベストアマチュアを、荒井雅彦プロ(サザンヤードCC)が総合優勝を獲得されました。シニア選手達の活躍も、茨城県プロゴルフ会は積極的に応援してまいります。
以上のように、天候に翻弄された「第26回 PGA 茨城県オープンゴルフ選手権」ではございましたが、大会事務局におきまして熟議を重ね、反省すべき点は改善し、皆様に愛される大会となるよう、第27回の開催実現に向けて引き続き尽力する所存でございます。
改めまして、本大会の成功のためにご協力賜りました関係者の皆様におかれましては、茨城県プロゴルフ会を代表いたしまして心より御礼申し上げると共に、引き続き御指導・御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2025年4月18日
茨城県プロゴルフ会 会長 長谷川雄一